抱っこ紐の人気アイテム7選!一児の母が考える、月齢と使用シーンに合わせた選び方
こんにちは、第二子妊娠中の主婦モノ子です。
抱っこ紐って、いろんな種類がありますよね。私は第一子が赤ちゃんだった2018年にエルゴを買いましたが、妊娠を機にふと「最近の抱っこ紐事情ってどんな感じなのかな?」と調べてみました。
すると、そこには私の知らない世界が広がっているではありませんか……!
そしたら知り尽くさずにはいられなくなり、口コミやメーカーサイトなどググりまくりました。
この記事では、その結果を備忘録も兼ねてご紹介しています。
公式な売れ筋ランキングなどがあるわけではないので、私の肌感覚で人気と感じた商品を挙げています。ご承知おきくださいm(_ _)m
抱っこ紐の選び方:いつから使うか考えよう
抱っこ紐を選ぶ上で最初に考えるのは、いつから使うかということです。
いくら機能やデザインが気に入っていようと、赤ちゃんが対象月齢(または体重)に適合していなければ使えないからです。
新生児期から抱っこ紐を使いたい場合、
・新生児から2歳くらいまで使えるタイプを買う
・低月齢特化タイプから、途中で買い換える(買い足す)
の二択になります。
新生児期はまだ必要無いよーという場合は、様子を見ながら必要を感じた時点で買うのが良いと思います。使いたい場面を具体的にイメージできているほうが、満足度の高い買い物ができるからです。
また、抱っこ紐の良し悪しは、使う人の体型や使い勝手への好みによって変わってきます。口コミが良いアイテムでも、自分には合わない、ということもあり得るので、できる限り試着はしたほうが良いです。新生児期や外出できない事情がある場合を除き、赤ちゃんも一緒に試着するのがベターです。
新生児期から使える!人気の抱っこ紐
首すわり前から抱っこ紐が必要かどうかは、人によります。
外出は外気浴と健診・予防接種程度の時期なので、抱っこ紐は必要無い場合もあると思います。
一方、健診に付き添ってくれる人がいない、上の子の送り迎えなどで出かけなくてはならないという場合は抱っこ紐があったほうが良いでしょう。
生まれてみるまでイメージが湧かないという場合は、産前に候補を絞っておいて、必要になったらすぐポチれるようにしておくのがオススメです。装着の仕方にクセがあるものもあるので、安定期に試着をして使い勝手を確認しましょう。
なお、新生児から使えるアイテムであっても体重の下限(3,2kgの場合が多い)を下回っていると使えないので、小さい赤ちゃんの場合は注意してください。
ロングユースできるエルゴ
抱っこ紐の代名詞的存在といえば、エルゴですね。
売れ筋のエルゴオムニブリーズは新生児〜48ヶ月頃まで(体重は3.2〜20.4kg)のロングユースが叶います。
使用シーンを選ばないので、オールマイティなタイプを一つ持っておきたいという方にはちょうどいいですね(私もこのタイプです)。
難点はかさばるところと、お値段でしょうか……私が上の子用に買ったときは、この半分くらいの値段だったので驚きました。色々改良されているのでしょうが。
デメリット:かさばる。高価。装着がやや面倒。
こんな人に:買い替えたくない人。長時間使用する人。
こんな場面:公共交通機関での移動、レジャー、家事、買い物などマルチに活躍。
エルゴ系の抱っこ紐はこちらの記事でご紹介しています。
新生児〜低月齢期に使いやすいベビービョルン
ベビービョルンのベビーキャリアミニは、乳児期に特化した抱っこ紐です。装着はリュックを背負うように、ショルダーベルトに両腕を通すだけ。赤ちゃんを抱き入れる本体ピースも片手で留められるので、赤ちゃんの扱いに慣れていない第一子の親御さんにも人気があります。
エルゴと比べると、あまりごつくない点、着脱がしやすい点が好印象です。
ただし、腰ベルトがなく肩のみに荷重がかかる構造なので、6か月頃にセカンド抱っこ紐へ移行する方が多い模様。
赤ちゃんが重くなるにつれて、首や肩に体重がかかり使用しなくなりましたが、小柄な赤ちゃんならかなり長い期間使用できると思います。うちは6ヶ月(8kgくらい)になるまで、ずっとこの抱っこ紐だけでした。
子どもがうまれてから5ヶ月過ぎまで利用しました。とにかく着けるのが簡単で、子どももこの抱っこ紐だとよく寝てくれました
また、おんぶには対応していないため、家事などのときにおんぶしたい方は別途おんぶ紐が必要です。
デメリット:6か月くらいで肩の負担がキツくなる。
こんな人に:月齢に合わせて買い替えたい人。首すわり前から頻繁に出かける人。
こんな場面:公共交通機関での移動、レジャー、家事、買い物などマルチに活躍。
寝かしつけに活躍するコニー
コニーは最近人気が急上昇している抱っこ紐です。
パーツが少なく、大きな布でくるっと赤ちゃんを包むような構造になっています。バックルを留めたりする手間がないので、サッと着脱できそうです。
使用者と赤ちゃんが密着するので、赤ちゃんも安心しますね(窒息には注意!)
Tシャツのような形で肩全体で重さを支えるので、腕の上げ下ろしなど大きな動きはできません。なので家の中での抱っこや、外気浴〜軽いお散歩に適しています。上の子の公園遊びとかになってくると、厳しいですね。
腰ベルトが無いので、帝王切開したお母さんにも優しいアイテムです。
デメリット:大きな動作はできない。長時間の使用には向かない。
こんな人に:寝かしつけ用抱っこ紐が欲しい人。抱っこ紐の使用頻度が低い人。
こんな場面:軽い散歩。自家用車やベビーカー移動の時に目的地で。
首すわりから使える!人気の抱っこ紐
首がすわると、抱っこ紐の選択肢も広がってきます。コンパクトなものが良いのか、しっかり支えて荷重分散するものがいいのかなど、使用頻度や用途をイメージして選びましょう。
後述のヒップシートタイプは腰すわりからですが、付属品を使うことで首すわりから使えるアイテムもあります。
おしゃれで使いやすいキューズベリーNICO
キューズベリーのNICOはおしゃれなデザインに定評のある抱っこ紐です。The抱っこ紐感が無く、パッと見ベストのような感じで洋服に溶け込みます。カラーバリエーションが豊富で、新作発売時には即売り切れの争奪戦になるとか。
しかし、育児用品はおしゃれより機能派の私としては、見栄えよりも前面のチャックに魅力を感じました。
なにコレすんごく楽そう!
特にベビーカーや車への乗せ下ろしが多い場合には便利ですね。
デメリット:高価。
こんな人に:抱っこ紐は首すわりからでいい人。デザインにこだわりたい人。
こんな場面:公共交通機関での移動、レジャー、家事、買い物などマルチに活躍。
首すわりからおんぶOKで家事がしやすいbuddybuddy
先ほどのNICOはおしゃれで機能的で良いお値段ですが、反対にシンプルイズベストでコスパ抜群なのがラッキーのbuddybuddyオンバックスキャリアベーシックです。
メーカー側ではおんぶ紐として売り出していますが、抱っこもちゃんとできます。いわゆる昔ながらのおんぶ紐で、構造はとてもシンプル。直感的に使えます。おばあちゃんにお世話をお願いするときにも良さそう。
おんぶは腰すわりからとしている抱っこ紐が多い中、首すわりからおんぶができるのは魅力です!
首がすわる生後3〜4ヶ月って昼間起きている時間が長くなる時期でもあるので、それまで寝ている間にやれていた家事ができなくなってくるんですよね。
この時期におんぶ・抱っこ両用のアイテムは重宝しそうです。
そして特筆すべきはなんと言っても価格!
この記事を書いている時点では3,850円で販売されており、不安を覚えるくらいに安いのですが、製造販売元のラッキー工業は老舗の抱っこ紐メーカーなので、まあ大丈夫だろうと思えます。
(全然知らないメーカーでこの価格だったらやっぱりちょっと怖い……)
抱っこ紐の使用頻度低い方、おんぶにのみ使いたい方にも手が出しやすいと思います。
腰ベルトが無いので、妊娠中にも良いですね。
デメリット:荷重を分散しないので、長時間の使用には向かない。
こんな人に:おんぶがしたい人。短時間の使用が多い人。
こんな場面:家事。上の子の送迎。自家用車やベビーカー移動のとき目的地で。
腰すわりから使える!人気の抱っこ紐
腰すわりから使える抱っこ紐は、主にセカンド抱っこ紐に適したタイプです。
「抱っこ紐なんて1個あれば十分でしょ」と思いませんか?
私は思ってました。ところが、だんだんいわゆる普通の抱っこ紐が不便に感じる場面が増えていきました。
そのあたりの実感も交えて、良いな、便利だなと思う抱っこ紐をピックアップしていきます。
楽に乗せられるポルバンヒップシート
ここ数年で一気にメジャーな存在になったのが、ヒップシートです。
最初見たときは、正直何が良いのか分かりませんでした。エルゴよりさらにかさばるし、片手添えなきゃいけないし、全然惹かれないな、と。
しかし、子どもがよちよち歩きするようになって分かりました!
1歳半頃〜2歳台って、「自分で歩く!」と「抱っこして!」の繰り返しなんですよね。そのたびにエルゴ外して丸めてカバー留めて、また広げて抱っこしてバックル留めて……に辟易していたときに、「あぁ、こういうときのヒップシートなんだな」と納得しました。
ラッキーのポルバンは、別売りのショルダーベルトを使うことで手を離せます。ダブルショルダーを選べば、首すわりから長く使えます。
見た感じ、レジでお会計くらいならシングルショルダーでもできそう。
一般的な抱っこ紐同様に両手を空けたいなら、ダブルショルダーという感じですかね。
デメリット:かさばる。全荷重が腰にかかる。手を添える必要がある。
こんな人に:頻繁に抱いたり下ろしたりする人。歩き始めたお子さんに。
こんな場面:外遊び。レジャー。徒歩移動で抱っこをせがむとき。
マザーズバッグに収納できるグスケット
グスケットは前掲のヒップシートと同じく、乗せ下ろしが頻繁な場合に便利なアイテムです。抱っこ紐というより、抱っこを補助するための輪っかという感じの見た目。
とてもコンパクトになるので、車やベビーカーでの移動がメインだけど、かばんに忍ばせておきたいという場合に便利ですね。
私の場合、車社会の田舎に住んでいるので食料品の買い出しなんかは車なんですね。スーパー内では子乗せカートを使うから良いのですが、問題は駐車場!
行きは素抱っこでも良いですが、帰りは荷物もあるので抱っこがきついこときついこと。かといってカート置き場付近でカートからエルゴへ子どもを乗せ換えるのも邪魔になりますし、大変でした。こういうタイプの抱っこ紐があるとラクだったろうな、と思います。
また、肩のみで支えるので腰痛のある方、妊娠中の方にも向いています。
デメリット:肩に全荷重がかかる。手を添える必要がある。
こんな人に:頻繁に抱いたり下ろしたりする人。歩き始めたお子さんに。
こんな場面:徒歩移動で抱っこをせがむとき。荷物を極力減らしたいとき。
結局一番良い抱っこ紐はどれなのか?
さまざまなタイプの抱っこ紐の中から、人気のあるアイテムを7つピックアップしてみました。
上の子のときはエルゴ一本で逃げ切りましたが、いま改めて買うならベビービョルンのベビーキャリアミニなどの低月齢特化タイプ1万円前後+腰すわりからはポルバンなどのヒップシートタイプ1万円前後といった買い方のほうが、お財布に優しく満足度も高いのでは? と思ったり。
ただ、エルゴの荷重分散は本当に優秀なんですよね。登山リュックみたいな見た目、と言われるのも伊達ではありません。
結局万人にとっての最適解はなく、用途や使用時間によって選ぶしかないんですよね。そして使用者の肉体の強さと。これはほんと、ずっと抱っこしていても平気な人もいれば2〜30分で肩腰が痛くなってしまう人もいるでしょうし。
悩ましい抱っこ紐選びですが、この記事がお役に立てば幸いです。